12月のプチ防災「自主防災組織レベルで誰でも使える防災アプリの普及」

災害時や避難情報発令時に安否情報や避難所の開設状況・避難の呼びかけ等に活用できる防災アプリがあれば地域の防災力は格段に上がると思われます。
テレビやインターネットなどで避難情報は数多く発信されていますが、多くの住民が「自分には直接関係ない」と正常性バイアスがはたらき、なかなか避難につながりにくい傾向が見受けられます。自分の地域限定の情報であれば、自分に関係ない話ではなくなるので、避難につながりやすくなるはずです。

12月16日の中國新聞に「府中発防災アプリがIT賞」の記事が掲載されました。府中市の企業が開発した防災アプリ「防災lessQ」による取り組みが、企業情報化協会の2025年度のIT賞(社会・環境価値の創出)を受賞しました。地域社会に根差したデジタル技術の実践が評価されたものです。
「防災lessQ」は自主防災組織の活用を想定していて、開発企業が地域ごとに提供するQRコードから登録し、緊急時に安否情報や避難所の開設状況の入力、あらかじめ決めた住民の役割分担の確認などができます。普段から使えるよう、地域情報を共有する回覧板機能もあります。高齢者でも利用できるシステムになっています。

このアプリの機能は、基本的に地域限定の情報を扱います。
①緊急時に地元の消防署・出張所に直接通話ができる~緊急時の連絡先が明確
②近隣の川に設置してあるカメラをリアルタイムに閲覧できる~見に行かなくてよい
③市などが提供している必要な情報だけを閲覧することができる~ハザードマップ等
④近隣のダムの水位の情報を把握できる
⑤地域限定の雨雲レーダーの情報を把握できる
⑥回覧板(パスワード管理)に投稿するとプッシュ通知が送信される ※ガラ携は通知不可
⑦掲示板は誰でも投稿可能でプッシュ通知が送信される ※ガラ携は通知不可
⑧避難所開設状況が通知される
⑨安否入力ができる~自身の避難状況を入力することができる

小さな地域コミュニティのこれからの防災に向けて、大きな手掛かりとなる実践だと思います。さらなる進化のために、新たな実践の試みを積み重ねていくことが大切です。
スマホでQRコードを読み込んで体験版を使用することができます。是非、試してみてください。

詳しくは防災lessQのWebsiteをご覧ください。

