8月のプチ防災「非常持ち出し袋の中」

私は、2014年8月20日の豪雨災害で、3か月の避難所ボランティアを経験しました。自宅で生活できなくなった方が、わずかな荷物を持って避難所に来られ、そのまま生活を始められるのを見て、避難所に最低限持ち込むものをあらかじめ準備しておくことが大切だと思いました。

2014年8月20日豪雨災害時の避難所の様子

準備するためには、避難所で手に入りやすいものと入りにくいものを知っておく必要があります。学校の防災備蓄倉庫には何が入っているのでしょう。

備蓄倉庫の中

避難所が開設されてしばらくすると、必要な物資が徐々に整ってきます。問題は、それまでのわずかな期間です。1~3日を乗り切ることを想定して、非常持ち出し袋の中に準備します。

防災備蓄倉庫には「水」がありません。断水でなければ問題はありませんが、ペットボトルで1.5リットルは入れておくことにしています。捨てるのはすぐできます。

あとは、人の物では不都合、すぐ手に入らないものは持ち出しましょう(めがね・くすりなど)。使い慣れたものがいいものも用意しましょう(ミルク・哺乳瓶など)。こうしたことが中身を決めるときのポイントです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 我が家の工夫 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

◎大雨警報が出た時点で風呂の水を満水にする(ルーティン)。実際には、栓を抜かないだけ。

○非常持ち出し袋に入れていた「お薬手帳」「マイナカード」をやめて、スマホのアプリ「EPARK」「マイナポータル」にした。

○非常持ち出し袋に入れたい「貯金通帳」などは、防火金庫に入れることで、持ち出しはしない。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 我が家の非常持ち出し袋 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

・水500mL×3本、非常食1日分

・ラジオ、携帯充電器、携帯用トイレ、タオル

・懐中電灯、乾電池

・車のスペアキー、家のスペアキー、小銭入れ(現金2000円)

・常備薬(鎮痛剤、胃腸薬)

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 我が家のローリングストック _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

・キャンプまたは毎月20日に、備蓄した食料品をチェックして消費する。

→缶詰・レトルト食品・カップ麺・おつまみなどで「防災パーティー」

=毎月20日を「防災の日」として設定する。