8月のプチ防災「ぽけっと回覧板」

2025年12月のプチ防災の投稿で「自主防災組織レベルで誰でも使える防災アプリの普及」をテーマにしました。府中市の「井上デザイン」が開発し、ジャパンIT賞を受賞した防災アプリ「防災lessQ」の実践について紹介しました。しかし、紹介だけではもったいないと思い、直接開発者「井上デザイン」にかけあって、大町でも使えないものかと相談してみました。そこからスタートして、打合せを重ね、このたび新たなアプリがリリースされました。

このアプリは、ひろしまLMOに特化したアプリ「LMOコネクト」(仮称)と名付けられました。「防災lessQ」は、高齢者にも使いやすい操作性と、確実な安否確認・危険防止機能などが評価さましれたが、「LMOコネクト」は、その確固たる技術基盤を継承しつつ、ひろしまLMOが掲げる「共助」と「自分たちのまちは、自分たちで創り、守る」という理念を支援するため、回覧板のデジタル化、地域コミュニティ機能、地域に特化した災害時の情報共有機能などを統合した次世代プラットフォームとして開発されました。

2年前に実施した大町学区防災訓練では、事前準備を万全にして臨んだものの、参加者は約150名でした。「地域防災を自分事として考えてもらうには、どうすればいいのか」この課題をきっかけに、昨年、大町LMO準備室が中心となって「大町(仮)フェス」を開催した結果、来場者は1800名を超え、防災ブースにも多くの住民が訪れました。

そして、今年の9月に「大町フェス」が開催されます。従来の「防災訓練」という形では参加者を増やすことが難しいという課題から、地域のさまざまな団体が力を合わせる「フェス」という形で、住民が楽しみながら防災にふれる機会となることをねらいの一つとしています。「防災訓練に参加してください」と呼びかけるのではなく、「地域の楽しいイベントに参加する」ことから防災につなげる。「大町フェス」には、地域防災の新たな可能性があると考えます。

そして、その「大町フェス」で地域防災アプリ「LMOコネクト(正式名称:ぽけっと回覧板)」を導入し、フェス当日から住民への情報発信を開始します。「防災情報を待つ」のではなく、「地域の防災士から住民のスマホに届ける」新しい試みです。

「ぽけっと回覧板」では、

①避難所の開設状況 ②防災情報・警報 ③雨雲レーダー ④河川ライブカメラ ⑤地域のイベント情報 ⑥ご近所へのお知らせ

などがスマホに届きます。特に、災害時には、電子回覧板を活用して避難所の開設などの重要情報を迅速に住民へ伝え、避難行動につなげることを目指しています。また、昨年導入した「避難バス(福祉バス)」を今年は3台に増便し、住民に避難場所を周知する取り組みも行います。

大町LMOが目指しているのは、災害が起きた時だけ防災情報を届ける仕組みではありません。普段から地域のイベントや身近な情報を届けることで、住民が地域に関心を持ち、地位とのつながりを育てる。そして、いざという時には、そのつながりと情報発信の仕組みを防災に活かす。「地域コミュニティの再生」と「地域防災」を一体として進めることが、大町LMOの取り組みです。

今後は、ひろしまLMOのモデルケースとして実績を積み重ね、地域コミュニティの担い手不足や防災力の低下に悩む他地域にも紹介できる取り組みにしていきたいと考えています。

さらには、ひろしまLMOだけではなく、全国の地域コミュニティにこの活動を広げて、地域のつながりを強化するツールにしていきたいと思います。

そこで考えたのが、アプリの名称の変更です。「LMOコネクト」ではひろしまLMOに特化したネーミングのため活用範囲が限られてしまいそうです。そこで、名称を「ぽけっと回覧板」に変更することになりました。地域の防災力をスマホアプリで強化するプロジェクトに、ぜひご注目を!

https://pocket-kairanban.studio.site

8月のプチ防災「ぽけっと回覧板」” に対して1件のコメントがあります。

  1. 田原潤 より:

    大町LMOで導入するアプリの名称を検討した結果、「LMOコネクト」ではなく、「ぽけっと回覧板」で導入することにしました。

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