5月のプチ防災

ここのところ体のあちこちに違和感のようなものが気になるようになってきた。

幸いなことに身体の異変というほどではなく、医師の診断を受けるなど特別な対策をとる必要はなく、加齢によるものだと割り切って、その違和感と上手く付き合っていくつもりでいる。

いくつかある違和感の中で今の最大の悩みは涙腺がめっきり弱くなってしまったことだ。

ドラマを見て平気で号泣することが出来るし、真剣勝負のスポーツを見ていてもウルウルしてしまう。

勝ち負け以外の部分で選手に感情移入しているように思えている。

オリンピックやW杯などの大きな晴れ舞台に立っている選手は、我々には見えないところで想像も出来ないような努力をし、その瞬間に備えているのだろうと思う。

私たちの防災活動も平時は一般の人には見えないところでの活動であるように感じている。

地元の自主防災組織はもとより、HBCのメンバーとして他の地域の自主防災活動に関わらせているのだが、自分の身体と同じような違和感を持つようになってきた。

真剣に取り組んでおられることは分かるのだが、どこか違和感があることは否定できないでいる。

失礼を承知の上で申し上げれば、現実離れした議論をしているように思えて仕方ない。

いわゆる正常性バイアスが働いて、自分の住む町には災害は起きないと思っているのかもしれない。

『まずはハザードマップを見てください』とお願いしているのだが、どうも見てくれてはいないようだ。

逆に、『2014年の広島土砂災害でも、2018年の西日本豪雨でも、当地では大きな被害は出ていない。この二つの災害で当地が安全であることは証明された』というとんでもない発言が飛び出した。

実際には学区内というくくりで考えても、人や建物への被害はなかったものの土砂崩れ等は発生している。そこに人がいなかった、建物が無かっただけなのである。

被害がなかったために災害として報道されることがなかっただけである。

『土砂崩れ等が無かった』と、『土砂崩れ等があった事実を知らない』とは大きな違いがある。

先日たまたま手にした防災関連の本に、『確証バイアス』について記されていた。

この確証バイアスについては省略するが、興味のある方ははぜひともAIなどに相談して見てください。

自主防災組織の活動が現実離れしているのは、正常性バイアスやこの確証バイアスの影響ではないかと思っている。

これを自主防災組織活動の違和感ととらえている。

なんとかしなければと強く思っている。

このままでは、スポーツ観戦で流す涙とは違った深刻な涙を流す事態になってしまうのではないかと強く危惧している。