4月のプチ防災「避難所の水について考える」
災害時、避難所での生活に欠かせないものの一つが「水」です。今回は、意外と見落としがちな“避難所の水問題”について考えてみます。

私は、「レベル4(危険警報)」が出た際には、風呂の水を抜かないようにしています。生活用水に困らないようにするためです。
非常持出袋の中には、必ず「水」を入れることをおすすめしています。理由はシンプルで、広島市の防災倉庫には水が備蓄されていないためです。私自身も、2Lのペットボトルの水を持出袋に入れています。

避難所で生活するうえで、水は欠かせません。しかし断水時には、最も不足しやすい資源でもあります。
トイレについては、「プールの水で流せばよい」と考えがちですが、洗濯や手洗いなど、日常生活に必要な水の確保は簡単ではありません。

トイレの水問題を解決する方法の一つとして、「マンホールトイレ」があります。設置できる場所に制限はありますが、有効な対策の一つです。
私が提案したいのは、「井戸水の活用」です。
昔からある家には、井戸や山水が当たり前のようにありました。しかし現在では、多くの井戸がふさがれ、使われなくなっています。こうした井戸は、防災時の水源として大きな可能性を持っているのではないでしょうか。
例えば、小学校などに井戸を設置できる場合、ボーリングによって地下水を確保し、平常時は生活用水として活用する。そして災害時には、避難所の水として利用するそのような仕組みがあれば、安心につながります。

広島市においても、防災倉庫に水を備蓄しないのであれば、それを補う手段として「非常用井戸」の整備について、ぜひ検討してほしいと思います。


